ハセツネCUP サブ12へ向けて – 時間配分・戦略編

hasetsune

今週末はいよいよハセツネCUPです。

トレランを初めて1年半、こんなにも早くこのレースに参加するとは始めた当初は全く想像してませんでした。
今年からトレランクラブにも参加したのが本当に大きかった。メンバーの変態っぷりに自分のリミッタが完全に壊れましたねw

さて、そんな初挑戦のハセツネCUPですが、無謀にもサブ12を目指します!
自分へ発破をかけるためにも、各区間の目標タイム、戦略、装備などを記したいと思います。
※あくまでも初挑戦なので、経験によるものではないので悪しからず。

装備・補給編はこちら↓
第23回ハセツネCUP(2015) サブ12へ向けて<装備・補給編>
サブ12での完走記はこちら↓
【レースレビュー】第23回ハセツネCUP(2015) サブ12達成してきました。

試走

試走は、4度行いました。

  • 長尾平(第3関門)~GOAL※獣人キャンプナイトラン
  • スタート~浅間峠(第1関門)※ゆっくり目
  • スタート~浅間峠(第1関門)※SUB12ペース
  • 浅間峠(第1関門)~GOAL※SUB12ペース

浅間峠~第3関門の区間が1度だけというのが若干不安要素ではありますが、
キーポイントと言われている浅間峠までを2度試走できたのは精神的にも良かったです。
特に2回目は余力を残しながらもほぼSUB12ペースで行けたので(途中登らなくても良い山を登ったり、コースミスしたりなどありましたが)、
ある程度ペース感は把握できたと思います。あとは渋滞や、他のランナーにペースを崩されなければ。。。

あと、浅間峠以降はほぼナイトランになるので、そこがどうなるかが不安ではあります。
そもそもナイトランの経験が前述の獣人キャンプと先日の信越五岳のみ!
時間を意識してのナイトランは初めてなので、どこまで飛ばせるかが全く予想がつきません。

目標タイムテーブル

さて、SUB12を目標に、
試走のタイム感を元にタイムテーブルを作成しました。

hasetsune time table

【凡例】
黄セル:関門・チェックポイント
赤セル:補給
青セル:休憩

補給は45分間隔&登り区間での摂取を目安に

補給タイミングは45分前後で、且つ、登り区間 or 休憩時間での摂取を考えています。
時間に縛られすぎずに、走るところは走る、スピードを抑えられるところで摂取
というのを心がけたいと思います。

休憩場所を予め決めておく。時間はほどほどに。

休憩をどこにとるか予め決めてます。
原則は山頂など、使ってきた足を休ませながら補給することを心がけます。
時間は3分を超えないようにします。体も冷えるし、足も固まるので。
(御岳神社では水場の水を飲むだけなので1分としてます。)
例外は、ヘッドライトを付ける「1CP浅間峠」と水補給の「2CP月夜見第2駐車場」で、5分取ってます。
※ハセツネでのヘッドライトについてのエントリー→ハセツネ ライトは「ヘッド」と「腰」で決まり!

ちなみに、1CPの浅間峠までは休憩なしとしてます。
おそらく渋滞にもなるのでそこまでペースが上げられない&この区間は一気に終わらせてしまいたい
というのが理由です。

とはいえ、当日の気候や経過時間によって調整は必要になるでしょう。

※装備・補給編はこちら↓
第23回ハセツネCUP(2015) サブ12へ向けて<装備・補給編>

目安は3:3:4

ハセツネCUPのタイムは
START~1CP = 3
1CP ~ 2CP = 3
2CP ~ GOAL = 4
の配分が目安と言われています。

SUB12のペースだと
START~1CP = 3:36
1CP ~ 2CP = 3:36
2CP ~ GOAL = 4:48
となります。

僕のタイムテーブルだと
START~1CP = 3:38
1CP ~ 2CP = 3:35
2CP ~ GOAL = 4:36
と、後半頑張る感じですが、ほぼほぼ目安に沿ったタイムテーブルになりました。

つまりは、前半でこのタイム以上になってしまうと後半しんどくなるということなので、
ペースは上げずとも前半に借金を作らないかが鍵になってきそうです。
とはいえ、前半は心拍のLT値(僕の場合は165)は超えないようにセーブすることを第一に考えたいと思います。

戦略

START~浅間峠

この区間が最もハードと言われています。それはアップダウンが非常に多いことが理由です。
なのでここで体力を奪われ過ぎないように、他の選手(遅い&速い) に乱されないようにマイペースで刻むことがとても重要です。
ある意味精神力が問われる区間だと思います。(出たことないけどw)

まず、スタート位置。12時間ゾーンの前目 or 11時間ゾーン(ってあるのか?)の後ろの方に陣取りたいと思います。
おそらく広徳寺までの登りで飛ばす選手が多いと思いますが、そこはぐっとこらえて、キロ5分~5分半くらいで考えます。

そこからは心拍が160超えないくらい(最大心拍187換算)で走ることを心がけます。

浅間峠~2CP

なるべくナイトラン区間を減らしたいので、三頭山登り開始までの区間でなるべく貯金を作りたいと思います。
ただ、心拍は160を超えないことは意識しつつ。

三頭山登りは、ひたすら無で登るだけ。偽ピークと言われる大沢山をチェックポイントとし、
「そこから10分登れば山頂&休憩だ!」と唱えながら登ります。
たまに短い平地がありますが、そこは走らずに歩きます。(走ると逆に疲れるので。)

三頭山で補給&休んで、2CPまで一気に行きます。

2CP~3CP

個人的にはここが一番心配な区間。テクニカルな部分が多い。
特に下り。昼間だから飛ばせたけど、夜だとなかなかうまくいかないことは想像できる。
ここでタイムロス&怪我がすごく心配。

戦略としては、ほどよく走りあまり無理をしないということか。
ここで怪我したら元も子もない。

登りでいうと大岳山の登りがキツイ。
時間にしてたったの13分程度だが、予想以上に体力を使いそう。
確か頭上注意の岩があったので、足元だけでなく頭上にも注意を払いながらガシガシ登るしかない。

大岳山山頂からの下りがかなりテクニカル。
ここも夜になったらどうなるのか全く想像ができない。。

3CP~日の出山

この区間はそんなに難しくない印象。
集中していけば30分ほどで終わるので、GOALまでの足を意識しつつ進めば問題ないと思われる。
日の出山は補給をしつつ無心でガシガシ登って行けば10分ほどで登頂できるはず。

日の出山~GOAL

ここからは10kmほど金比羅尾根をひたすら下っていくコース。
チェックポイント的なところは、5分後の分岐と残り約3キロ地点の橋くらいなので、心を無にしてひたすら走り続けるしかない。
ただ足元は根っこが張っているところが多いので、集中力を切らさずにいけるかがポイントになるだろう。

あと、このコースは登りも全て走るつもりで、こないだの試走でも特にキツイところはなかった印象。
逆に歩くとリズムが崩れ、心も折れかねないので、無心で走るのみ!
あとは60km走ってきた脚が残っているかどうかにかかっている。日の出山まで貯金を作りつつ、脚も残っている状態になっていることを期待したい。

無心とはいえ、途中のわかりづらい分岐(3つ)は注意したい。

橋を渡ったら、コンクリートの下り坂が待っている。ここがまたキツイし長い。。
ここも「もうすぐでゴール、もうすぐでゴール」と唱えながら力を振り絞って走りたい。

そこが終われば住宅街にでてゴールの五日市会館へ。
ここはダッシュしたいな。

という感じで戦略は考えてます。(戦略と言えるかわかりませんが。)
一体当日どうなるか、今から楽しみです。

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装備・補給編はこちら↓
第23回ハセツネCUP(2015) サブ12へ向けて<装備・補給編>