信越五岳トレイルランニングレースに参加してきました。
今年は110kmに加え、満を持しての100mileの部も増え、
トレラン界では注目度も高く、両部門とも即刻エントリー締め切りでした。
僕自身は100mileの権利(3年間で100km超えレース2回完走)は無かったので110kmの部に参加しました。
台風により、短縮開催!!
かなり強力な台風が接近していて、前日まで開催が危ぶまれていましたが、「短縮開催」ということになりました。
短縮とはいえ、開催の決定をしてくれた石川さん始め運営の方々には本当に感謝です。
というわけで、100mileは102km、100kmは52kmでレース開催となりました。
コース
コース短縮により、100マイル、110kmともに「黒姫」がゴールとなり、
それに伴いペーサーは、100マイルは56km地点、110kmは24km地点での合流となります。
110km(52km)はスピードレースになること必至!!(実際そうなった)
設定タイム
110km想定でタイムです。設定タイムは14時間。今回のゴール黒姫までは6時間なので、最低でもこの時間は上回らないと話にならない。
とはいえ、52kmといえどもまぁまぁな距離。あまり飛ばしすぎず、設定タイムを意識しつつ脚は残すイメージを心がける。
スタート〜菅川
風が強く、肌寒い中スタート。ただ心配された雨は降らず。
夜は空けているのでヘッデンは不要でした。
プロデューサーの石川さんの号令でスタート!
たくさんの観客が「行ってらっしゃい」と見送ってくれる。ここでまずテンションが上がる。
ほどなくして、スキー場の急登が続く。
ただここから見える斑尾の雲海がものすごくキレイ。(写真は無いけど)
スタートから2km地点、ゲレンデを横切る道で、先程の観客が中腹まで上がってきてくれて、ここでも応援の花道が。
ここでさらにテンションUP。
そこから何回かスキー場を直登。
ここをほとんど走って登れたのは収穫だ。
登りきったところで、走れるトレイルに突入。
心拍は160台をキープ。キロ5分前後?で淡々と走り続ける。
平坦〜下り基調でその後ダラダラと登り続けるコースレイアウト。
登りきったところで、名物の「野尻湖ビュー」が!
そこから1kmほどで菅川エイドに到着。
水は足りそうなのでエイドはパス。
ここまでのタイム
1:29
110kmの想定タイムより20分ほど速かったけど、52kmなんでまぁこんなもんかなと。
菅川〜斑尾山
ここからはガッツリ登山。
散々走り続けて来たので、ようやく歩ける区間で内心嬉しい。
も束の間、若干太ももに張りが出て来て焦る。。
昨年出た斑尾トレイルでもこの辺りで攣り始めたのを思い出す。
慎重にただ淡々と登る。
頂上付近、眺めが目に飛び込んできた。
疲れも吹っ飛ぶ。
山頂(正確には山頂はもっと先)にいるスタッフの声が聞こえてきた。
風が強く、少々寒かった。
ここまでのタイム
1:54(前区間から25分)
斑尾山〜バンフ
ここからはひたすら下る。
がしかし、ここで痙攣の前兆が。。。
攣らないように慎重に脚を運ぶ。
スキー場の急下りに突入。
ところどころ滑りやすい箇所はあったものの、ある程度のスピードは維持しつつ転ばずに捌けた。
大腿四頭筋のダメージは喰らいながらも、痙攣は大丈夫そうだ。
バンフエイドに到着。
この下りで何人かパスできた。
水補給といくつか食べ物をいただき3分でエイドを出る。(ここをスムーズに出るのが今後の課題だ)
ここまでのタイム
2:12(前区間から18分)
自分の予想だと20番台後半〜30番台くらいかと思ったが、実は18位だった
バンフ〜袴岳
湿原の中を通る、とりわけ気持ち良いトレイルが続く。
昨年の斑尾ではところどころ歩いてしまったけど、
若干の脚の重さは感じながらも、淡々とキロ5分前半あたりで走れた。
何人かにパスはされたけど、ここは無理せず我慢。
ほどなくロードに出て、袴岳登山口に到着。
コースガイダンスによると、ここから
4回登る(偽ピーク3回)←これ重要!!
とのことだったが、
事前にこれを知っておいたおかげで、精神的にすごく楽だった。
ここまでのタイム
3:07(前区間から53分)
袴岳〜熊坂エイド
ここからは熊坂エイドまでゆるやかな長い林道の下り。
ここで前の選手の差を取り返したいところだったが、
前方の選手がみるみる離れていき、何人かにもパスされる始末。
この区間は我慢区間と思い、深追いはせず、自分のペースで刻む。
1人だけパスして、ロードに出る。
熊坂エイドまで1kmほどだが、脚が重い。。
飛ばしたつもりはなかったけど、自分の感覚異常に脚は消耗していた。
やっとのことで熊坂エイドに到着。
到着と同時に、女子1位の福島姉妹が到着。と同時にエイドをパスして颯爽と抜かれてしまった。。。
カッコイイ。。。
ここまでのタイム
3:50(前区間から43分)
熊坂〜施設エイド(地震滝橋)
福島姉妹に焦り、コーラと食料補給をさっと済まし、後を追った。
ここが地獄だった。
関川沿いのダラダラ登り林道約7km。
全然脚が動かず、みるみるうちに姉妹が小さくなっていく。。
情けない。。。(若干抜かれる予感はしていたが)
あとは自分との戦い。
意地でなんとか施設エイドにたどり着いた。
これはかなりの達成感だった。
この区間で2人ほどにパスされたが、その程度で済んだのは以外だった。
後続もバテてたのだろう。
ここまでのタイム
4:37(前区間から47分)
施設エイド(地震滝橋)〜黒姫ゴール
ようやく最終区間。意外と長かった。。
施設エイドから地震滝橋は歩いて渡り、そこからダラダラと登るロード。
ここは流石に走る。
途中施設の水場があり、脚を冷やす。
これが良かったのか脚が動き出した。
(ただ、これが後々の痙攣に繋がったのかもしれない。※痙攣は温めたほうがいいようなので。)
トレイルに突入。ようやく歩ける。。
そこでマイルを走っていたクラブのメンバーに遭遇!
いままで孤独に走り続けてたので、テンションが一気にアップ。
お互いの健闘を祈り、先を行かせてもらった。
ここからまぁまぁの急なロード。走れなくもないけど、さすがに半分くらいは歩いてしまった。。
トレイルに入り、最後の力を振り絞り、登る。
「ここが最後の登りだよ」とスタッフの方に言われたが、
まぁトレイルあるあるってことで、やはりもう1個登りが。。
ロッキンベアの記憶が蘇り、たしかにこんな登りあったなと。。
登りきるとあとは平坦のトレイルと下りだけ。
ラストスパートをかけたいが、もう内側広筋が今にも攣りそうだ。
すこし走ったところで、完全に両足の内側広筋が痙攣!!
完全にストップ。。。
2〜3分で治まったが、ここで3人(もっとか?)にパスされる。痛恨過ぎる。。。
ここからは恐る恐る歩を進め、ようやく最後の2.5kmのシングルトラックの下り。
不思議と脚が動く!
ゴールまであと少しと思うと、アドレナリンがそうさせたのだろう。
最後のちからを振り絞り、ぐんぐん加速し、何人もの選手をパス。(ほとんどがマイルの選手だと思われるが)
スピードを落とさずゴーーール!!!
5:34:19
総合31位(男子30位)でした。
最後の痙攣が悔やまれる。。
内側広筋を鍛えねば!!
まとめ
よかったこと
- 全体的に走れた
- 転ばなかった
- 力を出し切れた
- 自分の実力がわかった
- 伸びしろがわかった
反省点
- ペース配分
- 内側広筋の痙攣対策
- エイドの滞在時間
- 走力・筋力